ドラゴンクエストIII そして伝説へ…-おきらくゲーム事典-

ジャンル：ＲＰＧ
メーカー：エニックス
発売日：1988年2月10日
ハード：ＦＣ

ドラゴンクエストシリーズの第３作です。
１６歳を迎えた勇者が父オルテガの後を継いで魔王バラモスを倒すために冒険をするＲＰＧです。
今作の特徴的だったのは仲間とその職業。前作と同様に仲間と共にパーティで冒険しますがこのメンバーを自分で作成することができます。職業、性別、名前を自分で決めることができます。更に仲間は途中にあるダーマの神殿で転職をすることができます。転職するとレベルは１に戻りますが、それまでに覚えた呪文は使うことが出来るので、僧侶の呪文も使える魔法使いや、呪文を使える戦士などを作ることもできます。
その他にはフィールドを歩いていると夜になるといった昼夜の移り変わりが採用されています。
また、ルーラやキメラのつばさで行き先を選べるようになったり、空を飛べる移動手段が用意されたり、復活の呪文ではなく冒険の書による記録方式になったり、預かり所があったりと本作以降のドラクエのスタンダードとなるいろいろなシステムが導入されています。
現実の世界地図に似たマップで繰り広げられる冒険は、イシスのピラミッド、ポルトガやバハラタの黒胡椒、ジパングのヒミコなどそれぞれの土地の特徴を活かしています。

ドラクエの発売日といえば行列というイメージが強いですが、それが本格的に話題になったのは本作からだったと思います。
本作で採用された冒険の書の記録ですが、発売される前には本作がパスワードだという噂が流れていました。その噂によるとパスワードは原稿用紙が必要になるくらい長いとの物でした。実際プレイしたと言い切る人もいましたが、実際パスワードで出てたらどの程度の長さになったのでしょうか。
物語としてはバラモスを倒した以降の急展開が衝撃的でした。新しくたどり着いた世界を歩き始めたときに聞こえてきたのは懐かしいアレフガルドの音楽、父オルテガとの再会と別れ、そして、エンディング。ここでようやく副題「そして伝説へ…」の意味が明かされます。�TとIIで伝説として語られていた物語であったことを知らされた時は驚きでした。ロトシリーズとしては本作で完結を見たドラクエでしたが、その後、基本的なシステムは引き継いで物語としては新しいシリーズになっていきます。
本作は、リメイクがスーファミやゲームボーイ、携帯アプリで出ています。やはり、ロト編まとめてゲーム機でリメイクしてほしいと思います。

遊び人から賢者	遊び人は悟りの書なしで賢者になれる。
黄金の爪	ピラミッドの地下１階を調べると見つかる隠し階段の先にある。取ると敵の出現率が上がるので注意が必要。
エルフの里での買い物	変化の杖で変身すると買い物ができる。

ドラゴンクエスト公式サイト 天空の大神殿